慢性疲労症候群の犯人はエンテロウイルス
米カリフォルニア州トランスの開業医John Chia博士は、1997年に慢性疲労症候群(CFS)と診断された息子のAndrew Chia氏との共同研究でCFSとエンテロウイルス(※消化管で増殖するウイルスの総称で、60数種類存在)との関連を示し、その知見を医学誌「Journal of Clinical Pathology」オンライン版に2007年9月13日発表した。
米国では、推定100万人以上がCFSに罹患しているとわれる。特に40〜60歳の女性に多い疾患で、原因不明の疲労感、睡眠障害、記憶力および集中力の障害、疼痛など、さまざまな衰弱性症状がみられ、多発性硬化症(MS)と同程度の障害を来すこともある。1980年代後半に初めてCFSの存在が認められたが、当初はその信憑(しんぴょう)性が疑われたこともあった。エンテロウイルスのほかにも、いくつかのウイルスがCFSに関与しているといわれているが、ウイルスの関与を裏付ける根拠を見つけるのは困難であった。
長期間の消化器症状(CFS患者にはよくみられる)を訴えるCFS患者165人を対象に、胃生検および内視鏡検査を実施した結果、CFS患者の検体のうち82%でエンテロウイルスが陽性であったのに対して、対照群では20%であった。最初の感染は数年前(最長20年前)である患者が多かった。
皆が血液にばかり着目する中、Chia氏が消化管に着目したことがウイルスの発見につながったとある専門家は指摘する。エンテロウイルスはCFSの原因の一部にすぎないが、CFSが感染性疾患であるとする考えは世界を納得させるものだとChia氏はいう。
米国では、推定100万人以上がCFSに罹患しているとわれる。特に40〜60歳の女性に多い疾患で、原因不明の疲労感、睡眠障害、記憶力および集中力の障害、疼痛など、さまざまな衰弱性症状がみられ、多発性硬化症(MS)と同程度の障害を来すこともある。1980年代後半に初めてCFSの存在が認められたが、当初はその信憑(しんぴょう)性が疑われたこともあった。エンテロウイルスのほかにも、いくつかのウイルスがCFSに関与しているといわれているが、ウイルスの関与を裏付ける根拠を見つけるのは困難であった。
長期間の消化器症状(CFS患者にはよくみられる)を訴えるCFS患者165人を対象に、胃生検および内視鏡検査を実施した結果、CFS患者の検体のうち82%でエンテロウイルスが陽性であったのに対して、対照群では20%であった。最初の感染は数年前(最長20年前)である患者が多かった。
皆が血液にばかり着目する中、Chia氏が消化管に着目したことがウイルスの発見につながったとある専門家は指摘する。エンテロウイルスはCFSの原因の一部にすぎないが、CFSが感染性疾患であるとする考えは世界を納得させるものだとChia氏はいう。

